2012日本シリーズ総まとめ 巨人-日本ハム

第5戦を札幌まで行き応援し、その甲斐もあって勝利、そのままの勢いを保ち見事に巨人は日本一になりました。今回の日本シリーズを総まとめするにあたって、これまでに書いた記事を読み返しながら振り返ってみたいと思います。

まず、第1章:総論で書きました手の内が日本ハムのスコアラーに関することですが、キャッチャの大野は巨人の弱点を突くリードをしていましたが、鶴岡は吉川の良さを引き出そうとしていたため、巨人の弱点を特別突くことはしていませんでした。これが天と地を分けたと思います。鶴岡のリードした試合は1戦8失点、5戦目10失点に対して、2,3、4,6戦の大野は4試合で9失点。特に2戦目は1点、4戦目は0点です。巨人側からすると大野の方がよかったように見えます。特に第5戦でスタメンを外れたのは現地で見ていて巨人が大勝するのではないかと予感していまして、その通りになったことはなんとも皮肉なことでした。大野はバッティングも良かっただけに、大野-吉川のバッテリーの構築がもっと強ければ巨人は負けていたかもしれません。

次に日程面ですが、内海は厳しい日程の中本当に良く投げたと思います。MVPを取りましたが、私の想像をはるかに上回る出来でした。さすが、巨人のエースといったところです。

けが人の阿部や高橋はバットが振り切れていませんでした。しかし、それをカバーしたのは第5戦のボウカーとエドガーでした。シーズン中の活躍した2人の姿が戻っていました。しかも夢の競演。弱点もありますが、強みも見せ付けました。DHということで、思いっきり使えたし、2人を同時に起用できるメリットもあるため、このDH制の使い方で原監督は最高の采配をしたと評価したいです。

稲葉には良くやられましたが、稲葉と小谷野だけで止めておいたことが良かったです。陽や糸井、中田も序盤はしっかり押さえていたので、失点が最小限に留められたのだと思います。

原監督は亀井、小笠原スタメンで自己満足的なことをし、結果負けました。結果的にはここでエドガーを出していれば良かったんですね。もちろん、第3、5戦でエドガーが活躍した保証はなかったのですが…。

澤村はストレート真っ向勝負で行きました。僕は裏を突いた方が良いと思っていました。真っ向勝負で行くと第6戦の中田のホームランのように打たれると思ったからです。おそらく、澤村は変化球の精度があまり良くないと本人が判断したのかもしれません。シーズン中も変化球に課題がありましたから。しかし、よく抑えたと思います。

盗塁も差が出ました。統計は見ていませんが、阿部や実松は良く刺していて、鶴岡、大野はそんなに刺していないように見えました。日本ハムの盗塁失敗がよく印象に残っています。

以上のように振り返ってみて、不利だった巨人が日本一になった理由、言い換えれば

日本ハムの敗退の原因は、鶴岡-吉川のバッテリー

ということになります。栗山監督の誤算は糸井、中田ではなくバッテリーだったのではないでしょうか。

以上。

追記:エアアジアや第5戦の観戦記は後日書こうと思います。