家系図調査体験記 第7回::国立図書館での調査前編

国立図書館での調査

家系図調査なのですが、私のご先祖様は山形県庄内地方のため、どうしても現地調査に行くときは、交通費や宿泊費がかかります。さらに、季節が冬のため、車で行くには冬タイヤを購入しなければならず、なにかとお金がかかります。そんな中、この時期でも何か糸口を見つけるにはどうしようかなと考えていましたが、所蔵していない本はないと言える(実際はない本も多少あるが)国立図書館に行くことにしました。

目的は、郷土大辞典(地名大辞典)を見直すためでしたが、後半に思わない展開になりました。

まず、朝11時に国立図書館に行きます。場所は永田町駅に降りて徒歩10分くらいです。入ると当日利用者カードを発行します。ロッピーのような端末で氏名、住所、電話番号が必要です。このカードがないと入館できず、国立図書館のサービスが受けられません。

そしてカードを発行して、まず郷土史を取り寄せます。国立図書館は3冊まで一度に借りることができます。初めてだったのでどんなところかと思ったら、書架がなく、カウンターにて取寄せ注文、受取というシステムです。それだけに貴重な本も見れるわけです。ちなみに取寄せ注文してから受取まで30分かかります。その間ただ待つだけなので、6階の食堂で食事します。

ここの食堂はすばらしい。大学の食堂みたいでなんか勉強する(実際は調べる)人たちの集まりだから「学生時代に戻るというか、学問はすばらしい」という気分になれますよ。値段もパスタ、カツ丼(国会丼という)、そば、カレーなどメニューも豊富で800円以内ですよ。

さて、食事が済み、本題の調査ですが、まず「山形県郷土史」からです。郷土史はその名の通りその地方の歴史が書かれているのですが、あわせて資料編を見てください。資料編にはその時代の産業構造、小企業名、地主名などが書かれています。そのなかでも注目は検地帳、分限帳など”帳”が現代文字で書かれていることです。しかも、変体仮名使いではなく、パソコンで印字されているので読めないということはありません。というのも実際の○○帳など、古文書の文字は古い文字で現代では勉強しないと読めません。

この名簿の中に自分のご先祖様の名前があればと思い探すと・・・・・・・・ありませんでした。

よーく見ると求めていた庄内地方の一部が掲載されていない。つまり資料が現存していないか、出版社都合によってなのかその理由はわからないのですが、これで本日はもう帰ろうかなぁと考えました。

せっかく来たので、もう一度「山形県地名大辞典」を読み直しました。地名大辞典は地名だけでなく○○寺など寺院のことも書かれており、ご先祖様のお寺の項目も読むと当時は「もっと大きく火災によって半分が消失した」と書かれていました。もしかしたら過去帳も焼けたのかなと考えてしまいました。

夜の18時、最後まで粘って検索に”○○県 帳”とキーワードを入れて徹底的に探すと、昭和初期の電話帳が出できました。私のご先祖様の子孫は当時洋服屋であったため掲載されていると思い見ると、BINGO。私の曾おじいさんの長男の名前がありました。以前から名前と関係は知っていましたが、それは本籍地で、住所としてはじめて知り(実際はほとんど同じだが)ここに糸口がありました。

この住所がなぜ糸口になるかそれは、来週に再び国立図書館を訪れるのでその時に。ちなみに閉館は19時です。