家系図調査講義 第8章:遠い親戚にお手紙と例文

前回の電話帳と戸籍からの調査で、新たに判明した親戚の名前と住所が判明した場合次のステップについてお話します。それは、遠い親戚にお手紙の書き方と文例をご紹介です。戸籍と電話帳で、初めて判明する遠い親戚の名前と住所が1名でも分かっていれば勇気を持ってお手紙を差し出しましょう。なにか手がかりがあるかもしれません。

お手紙のポイントですが、


  1. 大き目の封筒と返信用封筒を用意しましょう。大体B5サイズ基準位がいいでしょう。

  2. 文章だけでなく、実際に系図を別紙として書き同封し、関係を分かりやすく伝えましょう。


では、文例をご紹介します。

ご先祖様についてご教授のお願い


拝啓
突然お便りさせていただく失礼をお許し下さい。
私の名前は○○といい、自分の先祖について調べているものです。

実は○○市、○○市の市役所など、行政機関を通じて戸籍を取り寄せましたところ、私の曽祖父が○○様、高祖父が○○様、高々祖父が○○様であることがわかりました。
その戸籍を精査しましたところ、○○様の三男が○○様で孫に○○様の名前がありました。そこで、出生地の○○と本籍地の○○の電話帳を調べたらあなた様の名前が電話帳にあり、間違いなく子孫の方と思い、なにか少しでも存じないかと思い手紙を書いた次第です。

私、○○と○○の関係は別紙の系図にまとめました。なぜ、私が先祖に興味を持ったのかその理由を申し上げますと家系図を作ることは私が小学生のとき同級生が立派な家系図を所有しておりまして、拝見したとき、あまりの立派さに驚嘆し私もご先祖様が生きている証を後世に残したい、それは大変素晴らしい事だという思いがありました。

家系図を調べ作成することは長い期間と長い移動が伴い、そこには寺院の住職様や地元の人々との出会いとご協力によって成し遂げるもので、そこには目的のある長旅の愉しみがあります。さらに、その時代の背景を学び、少ない手がかりを元に仮説、検証の繰り返し、事実が分かったときの嬉しさは、歴史学、考古学としての勉強に通じるものがあります。

家系図とは、まさに学問と長旅を凝固したものであるから完成したときの達成感と充実感は誰にも味わえないものがあります。その家系図を後世に残すことは、時が経過してもご先祖様に供養し続けることが出来ると考えています。

さて、その更なる研究のためにどうしてもお願いしたいことがあります。
1つ目は、○○様よりも以前の家系と別紙の家系図に氏名を加えるには、○○様、○○様、○○様の墓石と寺院の所在を知る必要があります。
2つ目は、ご先祖様の生い立ちには、明治時代から昭和初期までの○○町の風習や商業、時代背景など古くからの言い伝えや伝聞などです。
お気づきの点がございましたら、同封の封筒でご教示頂ければ幸いです。
と、もうしましてもなにぶんプライバシーに関わることでもありますので、無理は申しませんが、本願は一度ご訪問し面会する場を設け、会談することが一番なのですが、どうかそのことをご検討お願い申し上げます。
突然の手紙で、誠に不躾なお願いを致しますことをお許しください。
末筆ではありますが、皆様のご健勝を衷心よりお祈り申し上げます。

敬具



という感じです。これは私が実際に書いた文面ですが、今読み直してみるとちょっと強引な感じがしますね。もし、いい感じの文章があればコメント下さい。

家系図調査日記:遠い親戚のお手紙

今回の体験記は、私が、除籍謄本に載っている遠い親戚の住所を電話帳を使ってお手紙を出すところです。
私は、除籍謄本の取得よりも進展がなく、過去帳がある菩提寺も分からない。なので身寄りの電話帳と除籍謄本のセットである人を探し出しました。それが会ったこともない遠い親戚です。

昔、昭和初期とか大正時代には家制度があり、戸籍もひとつの家族だけでなく、戸主の次男や三男の家族まで掲載されているのです。つまり私のご先祖様の三男の孫のかたもいます。大家族と言うか、昔はこういうのが当たり前だったようです。

そこで、私はもう一回除籍謄本を調べ、私の祖父の祖父(ひいおじいさん)の三男の孫の名前を見て、つまり、私の祖父のいとこに当たります。もしかしたら、この方は生きているのでは思い、その方の出生地や家族の本籍地周辺を電話帳で同姓同名を探し出し、ついにありました。

この方にお手紙を差し出せばなにか手がかりがあると期待しお手紙を出しました。はっきり行って勇気がいります。だって、見ず知らずの方に私はあなたの親族です。ご先祖様のお墓を教えてくださいという内容を丁寧な文章で書いてもなにかの詐欺かと思われてしまいますが後悔しないためにも出しました。

それから2ヵ月後・・・返事なし・・・

仕方ありません。しかし、いつかお返事が来ると信じて、僕は新たに寺院めぐりをしてお墓を探すことをしたいのですが、今は雪なので春先まで待たなくてはなりませんが(悲)