家系図調査講義 第6章:菩提寺の調べ方

今回のテーマは、過去帳が保管している菩提寺の調べ方です。菩提寺とは(ぼだいじ)と読み、ここでは本家の一番の祖先のお墓があるお寺とします。除籍謄本や改正前戸籍の祖先のお墓が見つかれば過去帳の写しを頂けることが出来ますので、じっくりと探しましょう。

戸籍関係の中で、祖先は明治時代から昭和時代の方ではないでしょうか。その方が埋葬されているお墓の調べるには本籍地に近い寺院を一軒一軒回ることになります。しかし、寺院の数が多いんですよね。例えば、私の祖先、山形県の寺院はかなりの数があります。それに本籍地の周辺にお墓がある保障はありませんが、当時の明治時代、そんなに遠いところに移住しているとは考えにくいのです。ですので、自らの足で歩いて探すことは決して無駄なことではないと思います。

本籍地の近くから順に回って1つ1つの墓石の名前を見ながら探します。その前に現地の図書館で下調べをする必要があります。それは、
寺院のリストと宗派を調べる事、そして古地図と現代の地図との比較です。

宗派とは、浄土真宗、浄土宗、時宗などですが、以外にも先祖代々同じ宗派である可能性が高いです。私の場合も先祖代々浄土宗でした。
地方の大きい図書館に行きますと、大きい日本地名大辞典があります。それに、該当する寺院の歴史が書かれており、宗派も明記されています。もし、あなたがいつもお墓参りしている宗派が浄土宗なら浄土宗から回ってみるようにしてみて下さい。もちろん必ず宗派は一致するとは限りませんが、参考にはなると思います。もちろん、一番古い祖先だけでなく、あなたに近い代々のお墓も同時に探してください。(この場合同じである可能性がある)

地図の比較は、例えば一番古い祖先の生きていた時代が明治時代。その当時の絵図に書かれている寺院のどれかに埋葬されている可能性があります。つまり、比較的新しく出来た場所をリストアップしてそこを除外するということです。

今回のテーマのまとめ


  1. 図書館で以下のことを事前に下調べ

  2. 本籍地の住所、年代をリストアップ

  3. 当時の古地図を図書館や郷土資料館で現代と見比べる

  4. 戸籍資料を忘れない


私の最初の菩提寺(ぼだいじ)の調査日記

今回の体験記は、除籍謄本よりも先代のご先祖様を調査するため、除籍謄本に記されていたご先祖様のお墓を探すことにしました。

国道7号鶴岡付近
国道7号線鶴岡付近1

国道7号鶴岡付近
国道7号線鶴岡付近2

そのために、3日間休日を取ったのですが(正確にはシフト)他にも多用があり1日での調査となりました。まず、私はご先祖様の除籍謄本に書かれている本籍地を見ました。その次の代の本籍地を見ます。すると同じでした。ということは本籍地の近くのお寺に埋葬されているに違いないと信じれるのです(笑)。

朝、図書館に行き、古地図をみました。当時の地図と現代の地図を見比べてお寺を探すためです。山形県地方にはお寺が本当に多いなぁ。しかし、東京と違って昔お寺があったのに、今はないと言うよりははるかにましだろうと自分に言い聞かせていました。

そして、下調べが終わった後、車で一軒一軒お寺を巡って自分と同姓の○○家というお墓をマジで探しました。ひと~つひと~つ○○家をみて捜し歩く。なかったら次というように。

まぁ周辺の人から見ればお墓泥棒のように見えるかもしれない。でも僕はたとえ住職さんに職務質問されても、

「僕のご先祖様はきっとこの寺にお世話になっていると思うんです」

と事情でも話せば意外なこの地域の情報を聞きだせるきっかけになると思いました。

さて、結果はどうだったかと言うと・・・だめでした。私と同姓のお墓がない。そんなに珍しい苗字ではないんですけど。6つの寺院で何百のお墓を見たが、たとえ関連性がなくてもせめて同姓のお墓くらい見かけたっていいじゃないかと思いました。

ということで、収穫はありませんでしたが、まだ探していないお寺があるので、次に期待しようと思いました。今回の現地調査の際に寄った観光地の写真をどうぞ。

月山の女神
鶴岡に行く途中での月山の女神

月山の女神から見た紅葉
紅葉が色づいていた。(山形県月山)

月山の女神から見た紅葉
別角度からの紅葉(山形県月山)